The secret of his Originality
独創性の秘密
芸術性のある真の職人を目指すセバスチャン。
彼のお店では、ファクトリー風のちょっとエッジの効いたスタイルながら、壁面にスクリーン上に流れるチョコレートなど夢のチョコレート工場を再現。
「ちょっとモダンだけど、基本はトラディショナル」と言いながらも、何にでも興味をもち、何でも楽しんでやってみるスタンスが日々のアイデアに。
Japanese-specific expression
日本での表現
「単に和素材を使う使わないの話じゃない」
セバスチャンが日本で発見した物や、受けた影響は大きく、そこから得たインスピレーションを元に日本の文化に合うお菓子を届けたい。
日本オリジナルで開発された焼菓子「タルトレット」は、セバスチャンがリヨンでも販売を開始するほどのお気に入り。
KEEP ON EVOLVING
さらなる進化
「誰よりも貪欲に」だからこそ生み出せる柔軟かつ斬新な菓子の数々。
菓子職人として進化し続けたい欲求。より知識を深めたいという欲求。「貪欲」という原動力をもって、新しい技術やモードを取り入れた菓子作りを目指す。
HIS HISTORY
1976年
フランス リヨン生まれ
「両親が店を開いたのは1977年です。私は1976年生まれなので、ラボとお店の真ん中で成長することができました。幼い頃からお菓子やチョコレート、フルーツの匂いに囲まれて育ちました。」
2000年
父のパティスリーを引き継ぎオーナーシェフに就任
「父の跡を継ぐことができるのはとても嬉しく、誇らしいことでした。
両親が私を信頼してくれたおかげで、品揃えを充実させ、店を成長させることができました。
美しいものへの嗜好、喜ばせたいという気持ち、分かち合いたいという気持ち、決して諦めない勇気、日々挑戦することの大切さ......。
両親の存在が、今の私のパティシエとしての礎となっています。」
2004年
ルレ・デセール協会に当時最年少で入会
「ルレ・デセールは約40年にわたり、フランスのオート・パティスリーの精鋭を集め、世界に紹介してきました。このファミリーの一員になれたことを嬉しく思います。私達は、不屈の精神、創造性、絶え間ない向上心という価値観を共有しています。」
2007年
東京に「セバスチャン・ブイエ」を出店
旅と新しい人々との出会いに情熱を注ぐセバスチャンは、創造性に限界のない日本という国をこよなく愛しました。
「日本のシェフやパティシエたちとの交流や、日本での体験から生まれるインスピレーションは、リヨンの商品企画にも重要な役割を果たしています。」
2010年
ショコラ専門店[Chokola]をリヨン市内にオープン
「このショコラ専門店をオープンすることで、子供の頃からの夢を叶えました。チャーリーとチョコレート工場の精神を受け継いだ一風変わった作りのお店で、ショコラとお菓子をあらゆる形で扱っています。ショコラは創造性と驚きを与えてくれる私のお気に入りの素材のひとつです。」
2015年
[Goûter]をリヨン市内にオープン
「童心に帰るような、どこか懐かしいンやお菓子を提供する新しいスタイルのお店[Goûter]の一号店が、リヨンのクロワルースにオープン。日本でも[Goûter]のお店をオープンすることは、セバスチャンの情熱でもありました。」
2021
リヨンで開催された晩餐会"diner des grands chef"で、マクロン大統領にデザートを振る舞う
「ローヌで行われたこの晩餐会で、大統領や世界中のシェフにこのデザートを提供できて光栄でした。大統領とも様々な話をすることができ、私の記憶に刻まれる夜でした。とても素晴らしい思い出です!」